漫画感想

漫画「アシガール」感想。森ガール?ヌルいこと言ってんじゃねえ。恋は戦争。女子はみんな足軽になれ!

どうも、インターネット雑談マン@netzatsudanmanです。

今回は森本梢子先生の漫画「アシガール」の感想になります。

 

いや、自分で言ってて森ガールとか久々に聞きましたわ。令和の今でも○○ガールとかまだあるのだろうか・・・?それはさておき、「アシガール」ですよ。そんなこと言われたら、もう読むしかないじゃない。タイトルがずるいよ。

どんな話かと申しますと、まさに女の子が足軽になるって話です。(ヤバイ)。

主人公は速川唯16歳JK。走ることだけは得意だけど、何にも熱くなれないやる気のない女子高生。この子が弟の作ったタイムマシンで戦国時代にタイムトラベルして、そこで偶然出会った若君に恋をするという・・・。

まず弟が作ったタイムマシンってなんだよ!って感じですが、作中ではそこはそんなに重要視されません。サクッと紹介されて、サクッとタイムトラベルします。

この弟、ほかにも刀型の電気ショックでる武器(要は警棒式のスタンガン)を開発してくれたり、なにかと有能。ドラえもんかオメーは。

で、弟はこんな感じなんですが、もちろん主人公も個性強い。

なんというか・・・ユルい!戦国時代で合戦やってる中に、フラっと飛び込んでいっても全然テンションが変わらない。ありがちな、「人がたくさん死んでる!恋なんて浮かれて私現実が見えてなかった!ヨヨヨ..」的な感傷は一切ない!とりあえず一巻時点では全然ない!

 

戦国時代にタイムトラベルした中で、ユルかった主人公といえば、「信長協奏曲」のサブロー(彼も高校時代にタイムトラベルした。そして信長になった。)ですが、あいつが男のユルいヤツ代表だとすれば、本作の主人公は女のユルいヤツ代表です。

そんなヤベータイムトラベラーに惚れられてしまうのが、「羽木九八郎忠清」様。イケメン。弟の作ったタイムマシンは満月の日にだけ現代に帰ることができる仕組みで、最初の何十日かを生き延びて現代に無事帰還した主人公は、主人公がタイムトラベルした年に、イケメン様が敵に攻められて死んでしまうことを知る。

 

ふつーの主人公であれば、「助けたら歴史が変わってしまう・・・!どうしたら・・・!」とかなんとか葛藤しそうなものですが、もちろんこいつにそんな考えはない。

少しも悩まずに、

若君様を守るために!!

と叫んでまた戦国時代へと突撃していく。

すげえよ・・・足軽、いや、アシガールすげえよ・・・。

ナチュラルに戦で手柄立てて出世して若君を守るとか野望持ってるし。ニ巻以降、本格的な戦場を体験してもこのままでいられるのか、非常に気になるところですね。

逆に無双し始めたりしてな・・・・。

以上。

 

同じく戦国時代にタイムスリップした女子高生作品といえば、こちらもオススメです↓

なろう漫画「戦国小町苦労譚 農耕戯画」感想。農業高校の女子高生が戦国にタイムスリップする話。

こっちの主人公はそれなりにタイムスリップに対して驚くんだけど、やっぱりすぐに適応する。女子は強いねえ。