どうも、インターネット雑談マン@zatsudanmanです。
「源義経=チンギス・ハーン説」って聞いたことありますでしょうか。説の名前そのまんま、「死んだと思われていた義経は、大陸に渡ってチンギス・ハーンになった」というやつです。
さすがにどうなんだ、個人的には思っているのですが、でもイエス・キリストの墓も、モーセの墓も日本にあるし(こっちのほうがやべえ)義経がチンギス・ハーンということもあり得る・・・?
まぁ、真実はさておきそういうロマン溢れる説がありまして、当のモンゴルの人々からしたらどう思われるかはわかりませんが、判官贔屓という言葉もある通り、義経って歴史上の人物の中では好きな部類なので、死んでいないというなら、その活躍を見てみたいと思う。
そんな希望を叶えてくれるのがこの漫画、瀬下猛先生の「ハーン -草と鉄と羊-」です。
史実通り、壇ノ浦終えてお兄ちゃんに追われて北へ。そこで刺客に襲われたり、逃げようとして乗った船が難破したりで散々な開始でしたが、どうにか大陸にたどり着いた義経。
その後も恩人や恋仲になった娘さんが殺されたり、自分も捕まったりで引き続き波乱万丈。なんやかんやあって、現地名「テムジン」を名乗り、乱世の真っ只中の高原で成り上がっていく・・・。
感想としてはまず、義経強ええええええ!!!!第一巻だけで何度か襲われてるんですが、まったく負ける感がない。そりゃ義経だし、これからチンギス・ハーンになる男だし、弱いわけないんだけど。
イメージ的に義経って強いけど優男系というか、普段は物静か系の美少年みたいな印象が個人的にはあったんですが、本作においては、繊細な感じではなくてタフガイです。まぁなー、平家ぶっ潰してるガチガチの武士だもんなー。
内面もまさに戦乱期の男という感じで、成り行きで巻き込まれていくような主人公ではなくて、
「俺に指図できるのは俺だけだ」
「次誰だ 死にてえ野郎はっ」
とか言って突き進んで行くタイプです。
義経のイメージで言うと、その時代の慣例を無視して勝ちまくった戦争の天才のような人かなと思っているので、二巻以降でそのあたりも発揮しつつ、更に成り上がっていく姿が見れるんじゃないかと楽しみです。
なんとなく漫画のノリ的に弁慶も復活して窮地に助けに現れる的なことはなさそうな予感。あったらあったでおもろいけど。二巻以降も読んでいこうと思います。
どうでもいいけど、チンギス・ハーンとジンギスカンってたまたま似てる語感なんじゃなくて、ジンギスカンのほうがチンギス・ハーンを元にしてるらしいですね。(※諸説あります)
以上。