どうも、インターネット雑談マン@netzatsudanmanです。
人生の意味。生きている理由。使命。運命。目標。価値。
こういうのが子供の頃から気になって仕方なかった。考えれば考えるほど、俺は今こんなことをしている意味があるのだろうか、他に何かやるべきことがあるのではないか、そんなことを考えながら、思考の海に溺れ、結果自分では何の答えも出せずに、インターネットや本の知識を漁る。
そんなことを十数年も繰り返していたら、そろそろ答えなんてないってことに気づきそうなもんだが、気づくと俺はまた答え探しの旅に出て、膨大な時間を無駄にする。
もうさっそく結論を書く。
俺は人生の意味や、生きている理由なんて、本当はどうでもいいんだ。
その時々に現れる人生の課題。そんなに大げさな言い方しなくてもいいけど。ちょっと苦手な仕事や、めんどくさいこと。
そういうものから少しでも目をそらすために、俺は人生だなんだと言い始めて、まるで自分が歴史上の哲学者と同じくらいの凄いやつだと思いこんでいる。
なんで人生の意味を考えてしまうのか、言い換えれば・・・
な ん で、 怠 け て し ま う の か 。
そうだ、俺はただ怠けているだけなんだ。
自分の能力で乗り越えるのがキツい、時間がめちゃくちゃかかる、めちゃくちゃ考えなければいけない、下手したら乗り越えられない。
そういう課題にぶち当たったときに、それに取り組むことを一秒でも先送りにするために、人生だなんだと理由をつけて、何か尊いことを考えているふりをしている。
ただただ俺は、自分の無能を認めるのが怖くて、期限ギリギリまで動こうともせず、期限が近づいてから、時間がないんだ、スケジュールが悪いんだ、だから俺がこのタスクに対してたいした結果も残せないんだと言い訳して、また次の課題でも、その次の課題でも同じことを繰り返している。
もーーーー、いーーーーんだよ、俺よ。
もう怠けなくてもいい。俺を守ろうとしてくれなくていい。
今まで怠けてくれてありがとうよ。おかげで傷つかずに済んだ。
でも、俺ももうおっさんだ。自分の人生は自分の責任でってな。
「逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ」ってエヴァンゲリオンでシンジくんも言っていたけれど、俺もようやくその境地。思春期の少年にようやく追いつくというのはなかなか恥ずかしいけれど。
だいたいな、自分の人生にちゃんと向き合ってこなかった俺が、いくら人生について考えたってそんなことわかるはずなかったんだ。あたりまえだね。
不思議と今、そんなにがっかりはしていない。明日から「人生について考える」という逃避先を失うのかと思うと恐ろしいけどね。
このまま逃げ続けていたほうが、それはそれで幸せな結果になる可能性もある。
ただ、もう、ほんとは人を守ってあげなければならない年齢になって、自分だけを守り続けることに疲れてしまった。
せめて、「やるだけのことはやった」と言える人生にしたい。
以上。