どうも、インターネット雑談マン@netzatsudanmanです。
今回は、小説家になろう原作の(著)空谷玲奈先生 /(画)はるかわ陽先生の漫画、「今度は絶対に邪魔しませんっ! 」の感想になります。
いわゆる悪役令嬢ものに分類されると思うのですが、主人公の顔的には別に悪役令嬢感はないっす。美しいお姉さま的な。
ざっくり説明すると、主人公は貴族の娘さんで、母親の死後に父親が速攻で妾とその娘をつれてきて一緒に暮らすことになりましたと。この妹になる女の子がめちゃくちゃ良い子でカワイイもんで、両親の愛情はそっちに集中してしまうし、想い人の王子様は取られてしまうし、そもそも母親が亡くなってしまった原因が、旦那が外で遊んでることが苦で弱りきってしまったからというなかなかヒドイ話。だいたい親父のせい。これで新しくできた妹をすんなり受け入れろってほうがおかしい。
主人公はいろいろと歪んでしまって、妹を一年間虐めまくった結果、(やったことは虐めたとかいうレベルじゃないんだが)、投獄されて結果的に命を落としてしまう。
死んだと思いきや気づくとなぜか自室のベッドの上で、なんとそこは一年前。せっかくやり直せるなら、今度は妹の邪魔をせずに、修道女にでもなって静かに生きていこうと決意しつつ、物語がはじまっていきます。
なるほど、悪役令嬢感が顔に出てないのは、反省して心を入れ替えたからだったのね。
で、なるべく妹に関わらずに生活しようとするも、元々自分が虐めていたせいもあって、元取り巻き達が妹を虐めようとするイベントがそのまま発生するので、それを助けたりしているうちに、妹にめちゃくちゃ懐かれてしまい、前の一年では自分が妹を虐めていて、障害になっていたからこそ関わりが生まれた、王子と妹の関係は今回は全く進展せず。
また虐めて2人を繋げるというわけにもいかず、こうなったら妹を超素敵レディにして王子に注目してもらう!というわけで、心を入れ替えたお姉さまの妹サポート話な第一巻でした。
お姉さま、前の一年で嫉妬に狂って妹を苛め抜いたとは思えない良い人ぶり。よほど後悔してるんでしょう・・・100%親父が原因だというのに・・・。今回は幸せになってほしい。
なろうの令嬢もので、その作品のヒロイン(主人公のことではなく、今回の場合は妹)となるキャラクターって、実は性格が悪いとか、なにか企んでるとかのパターンがありますが、本作の妹は第一巻を見る限りでは、正真正銘の良い子。
乙女ゲーやらないので実際のところはわかりませんが、俺が想像している乙女ゲーの主人公的な感じ。普通にお姉さまのサポートで王子様と結ばれても面白いが、別にこっちは百合展開でも構わないんだぜ?
どっちにしても今回は姉妹仲良く幸せになってほしいです。親父はそろそろ報いを受けろや。
第一巻では一瞬しか出てこなかったイケメン達が、第ニ巻以降で活躍してくれることに期待。
以上。
↓↓↓他にも「なろう」の感想書いてます!是非!↓↓↓
漫画「聖女の魔力は万能です」感想。
漫画「薬屋のひとりごと」感想。
小説「穏やか貴族の休暇のすすめ。」感想。
漫画「戦国小町苦労譚 農耕戯画」感想