どうも、インターネット雑談マン@netzatsudanmanです。
今回は、小説家になろう原作の(著)日向夏先生 /(画)ねこクラゲ先生 /(キャラクター原案)しのとうこ先生 / (構成)七緒一綺先生の漫画、「薬屋のひとりごと」の感想になります。
本作は「ビッグガンガン」と「サンデーGX」で別のコミカライズが存在するのですが、今回読んだのはビッグガンガン版です。
今回記事のタイトルに「中華風ファンタジー」と書きましたが、そんな分類が実際にあるかどうかは不明。今思いついたので書きました。例を上げると、「彩雲国物語」とか「暁のヨナ」とか系の作品ですかね。別に「大陸風ファンタジー」でもいいけど。暁のヨナはキャラクターの名前的に、「朝鮮風ファンタジー」なのかな?(よくわかってなくて申し訳ない)
だいたいこういうのって女性向けの作品が多いかと思うのですが、男が読んでも面白い。例に上げた2作品も面白かった。
本作は、小説家になろうで最初に公開したようなので、一応「なろう漫画」という風に紹介させてもらっていますが、異世界転生モノではないです。
薬師として働いていた主人公の女の子が、薬草採取にでかけたところ、人攫いに誘拐されてしまうという不穏な感じで物語が始まります。
が、そこで犯罪者による何やかんやみたいなテンション下がるシーンはなく、もう2コマ目には攫われてから3ヶ月が経過していて、売り飛ばされたのか身代わりにされたのかは本人にもわかっていませんが、健全に王宮で働いていると。
少女漫画の主人公のイメージでいうと、「こんなことになったけど、頑張ろう!」みたいな子が普通のような気がしますが、本作の主人公は「自分の給料が上がっても誘拐犯の報酬が増えるだけだから」という理由で大人しく働くような人で、第1巻を読んだ感じでは、感情がブレないというか、妙に達観しているキャラクターです。
でもそれで本当に地味に仕事しているだけでは物語は進まないので、当然それで終わるはずもなく、その後王宮で発生する様々な事件を、薬師としての知識を元に解決していく的な話で進んでいきます。
事件発生→推理→解決の流れはもちろん面白いのですが、とにかく本作は主人公がちょっと変わった奴で良い。作中でも「狂科学者(マッドサイエンティスト)」とか言われていて、拉致られる前は、自分の体を使って薬とか毒の実験を嬉々とした表情でやるような人で、王宮に来てからも、毒味を命じられて普通に飯を食って「この役職はある意味幸運だった」(毒になれてるから)とか言って笑っている。
中華風ファンタジーであれば、イケメンが出てきて主人公が恋に落ちてときめくシーンとかあってもよさそうなものなのに、イケメンのことは毛虫を見るような目で見るだけだし、唯一ときめいていたのは、薬剤室で豊富な材料を眺めたときだけ。
完全にヤベー奴やこいつ・・・。
見た目的には「ソバカス顔の肉無し体型」と作中では説明が書かれていますが、表紙見てもらえば分かる通り、普通にかわいい子です。
2巻以降もこのノリで事件解決がメインの作品なのか、ラブストーリーも絡んでくるのかわかりませんが、どちらにしても楽しめる予感。どちらかというとラブストーリーが入ってきてほしいですね。こういう主人公だからこそ、普通にイケメンにときめくシーンになったらめちゃくちゃカワイイと思う。
この記事を書いている2019年7月頭時点で、第4巻まで発売しているようなのですぐに買って読もうと思います。アニメ化してほしい。
こういうのを待ってたんだよ俺は!!
この記事で、この作品を「少女漫画」のていで話進めたけど、ビッグガンガンって別に少女漫画誌じゃねえよな・・・。まぁ・・・いいか・・・。
以上。
↓↓↓他にも「なろう」の感想書いてます!是非!↓↓↓
漫画「航宙軍士官、冒険者になる」感想。
漫画「ありふれた職業で世界最強」感想。
漫画「最強勇者はお払い箱→魔王になったらずっと俺の無双ターン」感想。
漫画「領民0人スタートの辺境領主様」感想。
漫画「蜘蛛ですが、なにか?」感想。
漫画「ブサメンガチファイター」感想。
漫画「世界でただ一人の魔物使い~転職したら魔王に間違われました~」感想。
漫画「駆除人」感想。
漫画「マヌケなFPSプレイヤーが異世界へ落ちた場合」感想。
漫画「神統記(テオゴニア)」感想。
小説「穏やか貴族の休暇のすすめ。」感想。