どうも、インターネット雑談マン@netzatsudanmanです。
今回は、小説家になろう原作の(著)秋先生 /(画)かやはるか先生 /(キャラクター原案)しずまよしのり先生の漫画、「魔王学院の不適合者 ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~」の感想になります。
神話の時代、魔王の始祖であるアノス・ヴォルディゴードは、魔族と人間の争いを終わらせるため、勇者カノン、創造神ミリティア、大精霊レノと協力して、世界を「人間界」「魔界」「精霊界」「神界」の4つに分け、怨恨が消え去るように千年間は互いの世界の行き来ができないようにした。千年後にその壁がなくなり、そこから更に千年後、アノス・ヴォルディゴードは人間の子供に転生し、再びこの世界に現れる・・・。
自己犠牲で世界を分ける魔法を発動していたり、勇者との会話などから、「魔王様は平和を愛するめっちゃ良い人」だと思わされる冒頭。
ここだけだと、「また人間と共存したい魔王様か・・・」と思ってしまうところですが、(もちろん、そういう作品も面白いんだけど)、この作品に「また」とか通用しない。転生した直後から魔王アノス・ヴォルディゴード様の伝説は始まる・・・。
まず普通の主人公なら転生したとしても、自分が転生者であることはとりあえず隠しておくのが一般的。言っても信じてもらえないか、面倒事になる可能性が高いのでそれが当たり前。
だが、もちろんアノス・ヴォルディゴード様はそんなこと気にしない。赤ちゃんの時点で普通に喋り始める。喋り始めるどころか、<成長(クルスト)>の魔法を使って、一瞬で少年に成長する。
アノス・ヴォルディゴード様曰く、
転生した赤子が<成長>を使うのは当たり前だろう?
とのこと。魔王様、最初から規格外すぎるッ!!
そしてハリー○ッターのノリで魔王学院からフクロウが招待状を届けに来ると、更に<成長>を使い、一瞬で青年の姿に。
これに対して両親は、最初の成長のときから不気味がることもなく。めちゃくちゃ賢い、天才だと喜んで普通に受け入れてしまっている。流石、魔王が転生する子供を生み出した夫婦。普通の人間なのにイカれている。この作品の最大の魅力が魔王アノス・ヴォルディゴード様だとしたら、次点はこの両親。ときには魔王を慌てさせるほどのスゲー奴ら。
魔王学院に行ってからは更にヤバイ。絡んできた魔族を懲らしめるくらいは当たり前、更にそいつと入学試験で対戦することになると、エグすぎる方法で心を折る。残念ながらネタバレになってしまうので、ここで多くは語れないッ!!続きは漫画でお楽しみくださいッ!!
かつて自己犠牲で世界を争いから救っているだけあって、お優しい方ではあるが、魔王は魔王です。圧倒的強者の振る舞い。圧倒的カリスマ。魔力が強すぎて魔力が計測できず、そのせいで「不適合者」扱いされることになってしまったけど、そんなの些細すぎる問題。久々にこんな突き抜けた主人公に出会えました。
第一巻で、語り継がれている魔王様の名前がまったく別の名前になっているという描写があったのだが、これは単に二千年の間に名前が間違って伝わってしまったのではなく、何者がアノス・ヴォルディゴード様を意図的に隠しているに違いない。なんて不敬な輩だ。はやく成敗されろッ!!アノス・ヴォルディゴード様万歳!!
以上。
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