漫画感想

漫画「なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?」感想。突如上書きされた世界。真の世界を取り戻す為に少年は戦う。

どうも、インターネット雑談マン@netzatsudanmanです。

今回は、(著)細音 啓先生 /(画)ありかん先生 /(キャラクター原案)neco先生の漫画、「なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?」の感想になります。

第一巻内のストーリーについてモロにネタバレしている記事になりますので、未読の方でネタバレが気になる方はご注意ください。と、言ってもまだ第一巻なので作中の世界がどういう状況なのか程度のネタバレです。

 

紹介の前に言っておきたい・・・この作品、好きすぎる!!2019年ももうそろ7ヶ月が終わるという頃で、今年もいろんな面白い漫画に出会って来ましたが、その中でもズバ抜けてワクワクする第一巻でした。世界観(舞台設定?)が最高。

時代設定的には近未来くらい。元々この世界には「人類」「悪魔族」「蛮神族」「精霊族」「幻獣族」の五種族が存在していて、百年前に種族間で戦争が起こって、他の種族に比べて人類は劣勢。そこに「預言者シド」という救世主的なやつが現れて、どうにか人類は戦争に勝利できたと。戦争が終わって他の種族は滅びたわけではなくて、「墓所」と呼ばれる巨大な黒いピラミッドに封印されていると。

主人公は人類庇護庁という組織で墓所の監視をする任務についてる若者。仲間たちは「百年も問題無いんだし、任務とか適当でいいじゃん」的なノリの中、主人公だけはとある理由で、監視任務も普段の訓練もガチ。仲間や教官からも「生まれる時代を間違えた」「大戦の時代に生まれていれば・・・」と言われるほど。

そんなある日の訓練帰り、仲間のジャンヌ(おそらくヒロインの一人?)と街を歩いていると、急に砂嵐が発生して周りの景色が歪みはじめる。この現象が見えているのは主人公だけで、主人公が慌てふためくなか次のページ、

世界の『上書き』を実行する───

砂嵐と景色の歪みが終わったとき、今まで普通にたくさん人がいて栄えていた町並みが廃墟に変わっていて、そこに現れた悪魔族と戦闘がはじまる。

 

と、いうような物語のはじまりです。もー、ここまででワクワクが最高潮だぜ。百年前に異種族との戦争に勝利して平和な日常が続いていたのが、ある日突然街が廃墟になって、封印されているはずの悪魔族と戦うことになる・・・。なにそれ超イイ。

この廃墟に変わってしまったことの、「誰がそうしたのか」という部分は今後明らかになっていくところですが、廃墟になっているということがどういう状況なのかというと、「世界の上書き」の言葉の通り、人類がかつての戦争で他の種族に勝てなかった、具体的には「預言者シド」が現れなかった歴史に書き換わっていると。それだけでなく、世界が書き換わる前に登場した仲間たちは存在しているのに、自分は自分だけ、つまり預言者シドと同じように、自分も書き換わった世界には元々は存在していなかったことになっていると。

逆に人類が負けた世界なので存在しないはずの、異種族を封印するための「墓所」は同じように存在していたり、謎が多い。

 

第二巻以降、この謎を解いて本来の世界を取り戻すための戦いが繰り広げられていくんだと思いますが、超楽しみすぎる。早く読ませてくれ・・・。正直、今このタイミングで出会いたくなかった・・・完結してから出会いたかった・・・。

原作はライトノベル版でそちらの方は、現在記事を書いている2019年7月時点で第6巻まで出版されているようなので、先にそっちで楽しんでしまおうかなと思ってます。

絵が綺麗でアニメっぽい(?)ので、早くアニメ化してほしい。

以上。