どうも、インターネット雑談マン@netzatsudanmanです。
今回は漫画「信長を殺した男~本能寺の変431年目の真実~」の感想になります。こちらの作品は「本能寺の変431年目の真実」という本を原案とした漫画らしいです。そちらは未読。「信長を殺した男」というタイトルの通り、明智光秀が主人公でメインの話です。
まぁ、史実なので大枠はネタバレもクソもないと思いますので、さっそく説明しますと、第一巻は冒頭本能寺の変から、秀吉の中国大返し、光秀が落ち武者狩りでやられてしまうところまでをダイジェストで描き、そこから時間軸は過去に戻って、光秀が信長に出会い、いかに仕え、いかに本能寺の変を決意していくかという流れで話が進んでいきます。
とりあえず第一巻終了時点では、まだ謀反の理由だとか、黒幕だとかは語られず、光秀が信長の部下として活躍するシーンばかりなので、純粋に光秀の渋さを楽しめます。
僕の光秀像の直近は漫画「センゴク」の光秀で、こっちの光秀はだいぶ個性的というか、狂気的というか、
眠っては…ならぬ。狂気が醒めては…ならぬ。
と呟いてたのが印象的なキレッキレの男で、それはそれでカッコよかったのですが、本作では渋くてカッコいいおじさんとしての光秀で、また別の魅力を感じることが出来ます。
部下を気遣ったり、家族を大事にしてたりっていうシーンがあって、めちゃめちゃ善人の感じなのに、延暦寺の連中に対しては、
比叡山ごと焼き払いましょう
信長様に仇する輩は”根切り”にするがよろしかろう
と、しれっとヤバめの意見出してくるところもまたイイ。あ、やっぱりキレッキレじゃんこの人。
光秀だけでなく、信長の若き日とか超さわやかハンサムですし、仕えたいオーラ出しまくり。他の漫画であまり活躍しない黒人の彌助も戦士として大活躍で、見どころ満載です。
ただ、冒頭からある真実とはー黒幕とはーみたいなノリが、シルエットがモロ秀吉で全然隠れてないのと、作中の秀吉がいかにも小賢しい悪党みたいな感じで登場するので、秀吉ファンの人は読んでてキツいかもしれないです。
そりゃー、400年も逆賊って言われ続けてたら鬱憤も溜まるわなという感じではありますが・・・。まぁ、まだ一巻しか読んでいないので、今後どういう話が語られていくかは楽しみです。
この漫画の感想としては全然関係ないけど、足利義昭公ってだいたいあーいう感じよねーーー。近年、今川義元も再評価の流れで、マロっぽい小太りのおっさんから、「海道一の弓取り」だし超つえー。みたいな感じになってきたので、(なってきてるよね?)義昭公も急に覚醒してくれないかしら。別にファンじゃないけど。
以上。