どうも、インターネット雑談マン@netzatsudanmanです。
今回は、小説家になろう原作の(著)えぞぎんぎつね先生 /(画)アヤノマサキ先生 /(キャラクター原案)TEDDY先生の漫画、「最強の魔導士。ひざに矢をうけてしまったので田舎の衛兵になる」の感想になります。
タイトルの通り、最強の魔導士がひざに矢をうけてしまったので田舎の衛兵になる話ですが、もう少し詳しく説明していきます。
「最強の魔道士」というのは主人公のことで、これは物語冒頭で彼の所属するパーティが魔王討伐に成功しているからです。もう魔王倒してるんなら最強でいいですよねってことで。
「ひざに矢をうけてしまって」は単に乱戦でたまたま流れ矢を食らったとかじゃなく、その魔王が死に際に放った呪いの矢で、最強の魔道士と言えども簡単に治せるような傷ではないと。簡単に治せないどころか作中の説明では、「一生治らない」らしい。
それだけだったらこの作品のタイトルは「最強の魔導士。ひざに矢をうけてしまった」で終わりなのですが、昨今勇者の待遇が悪い作品が多い中、本作では王国がちゃんと英雄として扱ってくれるので、いや、英雄として扱ってくれるせいで、新設の魔導騎士団を率いて貰いたいとか、新設のギルドのギルドマスターになってほしいとかの依頼が来まくりで、魔王戦で痛めたひざを休ませることができないと。
これはあかんということで、冒険者Fランク向けの「楽そう」で「王都から遠く離れた田舎」で「期間が長い」依頼を受注して、ゆっくりリハビリしましょうという感じで物語が始まります。
主人公、仮にひざを痛めていなかったとしても、30半ばのおっさんなので、これまで冒険者として長く働いてきたような人。王国側も少しは気を使って休ませてやれよ・・・。やっぱ勇者の待遇悪いな最近。。謀反人として追われるとかよりはマシだけど。
で、王都を離れて田舎で衛兵をすることになった主人公がそこで起きるトラブルに対応していくという流れなのですが、「最強魔道士」だから苦戦しないんだよね・・・魔王もいないし・・・。ひざを痛めているとはいえ、それは魔法の行使には何も関係ないし、雑魚モンスター相手に追い詰められるほど致命的にステータスがマイナスになるわけではない。
まだ第一巻で物語の導入なので、「最強魔道士」に張り合えるような敵が出てこないのは当然かなと思います。二巻以降どうなるのか気になりますね。このままスローライフなのか、強敵が出てきて新たな冒険が始まるのか。
強敵が現れなくても楽しめる作品で、おそらく後々主人公の足代わりになってくれるんじゃないかと思われる、魔狼王(ようはデカい狼の魔物の王)とのやりとりとか癒やされるし、魔王軍四天王の生き残り的な女魔族がバカで面白い。
魔狼王いいなああああ俺も魔狼王飼いてえええなああああああ。本来は主人公を乗せられるくらい巨大な狼なのですが、時と場合によってサイズを変えられる。一緒にベッドで眠ることも可。小さくなると完全に犬。やっぱり犬はいい。(狼だけど)
個人的にスローライフ的な物語ってあまり読んできてないので新鮮でした。絶望的な戦いに疲れたなろう読者にオススメの休暇先です。
最近ヒロインの可愛さより、相棒になる犬とか狼にばかり癒やされてしまうのは、老いのせいなのでしょうか・・・。俺もそろそろ田舎で温泉に入って休むべきかもしれない。
以上。
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