どうも、インターネット雑談マン@netzatsudanmanです。
僕も日々試行錯誤していますが、なかなか正解が見つからない部下のマネジメント。困った時は歴史から学ぼう!
というわけで、今回は偉大なマネジメントの先輩、武田信玄さんのマネジメント術を紹介します。
武田信玄さんって?
流石に日本人なら一度は名前を聞いたことがあると思います。が、僕は歴史にあまり強くないので「武田信玄=すごいつよい」という認識しかありません。
とりあえず今回はマネジメントのお話なので、プロフィールなどの説明は入れません。気になる方は、みんな大好きwikipediaへGO!
織田信長さん、徳川家康さんが恐れるくらいの武将なんで、「武田信玄=すごいつよい」というのは間違っていないと思います。そんだけ強い武将なら、当然部下も使いこなしてるはずだし、すなわちマネジメントもうまい!教えて信玄先生!
武田信玄流マネジメントとは?
勝つための状況判断学~軍隊に学ぶ戦略ノート~(松村 劭)
※軍隊の事例や名将の言葉を参考に、状況判断における二つの思考過程を学べる本。
この本に「武田信玄の家臣操縦法」という章があり、そちらをざっくり説明させていただくと、信玄さんは、部下が自身の発案した任務でないと消極的になることを知っていた。
なので、自分にアイディアが無いフリをして、家臣を集めて意見を聞いて、実は自分で考えていた作戦計画に合う意見が出揃ったタイミングで、意見を出した家臣たちを褒め、その作戦の担当にしてしまう。
※セリフはイメージです。
信玄「(今回は×××作戦にしよう)」
信玄「今日良いアイディア浮かばねーから、お前ら意見出してくれね?」
家臣A「○○○がいいんじゃないすか?」
信玄「(違うんだよな・・・)」
家臣B「いや、△△△がいいかと!」
信玄「(惜しいな・・・)」
家臣C「逆に×××とかどうですかね?」
信玄「(それ!)家臣C、それ最高。やっぱお前さすが。この作戦任すわ!」
家臣C「承知しました!(やったぜ、俺の意見通った!)」
家臣は自分で出した意見(だと思っている)ので、やる気が出る上、自分で発案しているので作戦の目的もしっかり理解できている。
ヤバイ・・・信玄公、策士すぎる・・・。これがうまくやれればモチベーションがどうとか気にする必要ない・・・・。
現代に活かせるのか?
絶妙なやり方ではあるけれど、武田信玄さんのいた戦国時代と現代は違う。
今でもこれって使えるの・・・・?
条件次第+マネージャーの演技力次第
で使うことができると思います。
コレ、部下側が業務遂行可能な能力が無いとキツい。新人ではこちらの望む案を出せないと思う。なので、新人には使わず経験年数のある社員が対象。
それから、ある程度人員とスケジュールに余裕があって、アサインを複数人から選べる状況じゃないと意味がない。(絶対にその仕事をしたくない一人しかいなかったら・・・)
やることが決まりきったプロジェクトではなくて、ちょっとフワっとしたテーマに合いそう。
- 製品の品質をアップするにはどうするべきか?
- チームの生産性をあげるにはどうするべきか?
など。
あとは、自分があらかじめ用意していた回答が出るまでの時間に、「こいつ、結局自分の考えた案が出るの待ってやがるな」と思われたら終わりなので気をつけなければ。
まとめ
と、いうわけで武田信玄流マネジメントでした。うまく使えれば最高の結果が得られそうなテクニックですよね。
この状況を用意して、更に演技力も身に着けるって大変そうだな・・・。
やはり甲斐の虎、流石すぎる。
っていうか、信玄さんほどの武将の家臣たちでも、やっぱりやらされるのはテンション上がらないもんなんですね。「仕事なんだから」とか、適当な理由で押しつけるのは今も昔もNG!
でもやることがわかりきってたら、それ指示しちゃうよな・・・難しい。
今回紹介した本、
勝つための状況判断学~軍隊に学ぶ戦略ノート~(松村 劭)
は、他にも様々な軍隊の事例を紹介してくれて面白いです。Kindleでも販売しているので、興味がある方はどうぞ。
以上。